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動物からうつる病気にご注意。
情報掲載日 2015/07/21
「飼い猫にかまれて、救急車で病院に運ばれるなんて」

 大阪市在住の63歳の女性は猫に左膝の側面をかまれ、夜には腫れた足を動かすことができず、呼吸も苦しく、体じゅうに痛みを覚えた。

 動物由来の感染症に詳しい、兼島孝・獣医師は「『パスツレラ症』が重症化したケースでしょう」という。パスツレラ症は犬や猫にかまれてパスツレラ菌に感染することで発症し、痛みを伴う腫れと異臭のする膿(うみ)が出て、重症例では呼吸器症状などを伴う。猫は100%、犬は75%が口腔内にこの菌を持っていて、猫や犬には無害だが、人体に入ると症状が出ることがある。

 『AERA』(7月13日号)が<犬・猫・鳥の感染症 飼い主もご用心>と呼び掛けている。ペットからの感染では真菌症「皮膚糸状菌症」もある。アトピー性皮膚炎と間違われやすく、兼島獣医師が診察したケースでは、小学1年生の女の子の頭髪がごっそり抜け、飼っていた子猫も額に毛がなかったという。犬と猫、犬・猫と人の接触でうつる。

 「インコやオウムを飼っている人には、『オウム病』にも注意が必要です」(兼島獣医師)。

 感染すると、発熱、呼吸器疾患などインフルエンザに似た症状が出る。中高年層の発症が比較的多いそうだ。ペット由来の感染症を早めに診断してもらうためにも『AERA』は「飼い主が医療機関にかかるときは、ペットがいること、ペットの体調に異変があるときはその事実を、主治医に伝えるのが肝心だ」とアドバイスしている。

 ちょっと驚きなのは、こうした感染症とは逆に、飼い犬がアトピー性皮膚炎を防ぐというデータがあるというのだ。旧国立成育医療センターなどが、広島市の約1万人の小学2年生の保護者にアンケートした研究発浮ノよると、生後1歳までに犬と生活していた子どもにはアトピー性皮膚炎の発症リスクの軽減が見られたという(猫は発症リスクが増加した)。研究に携わった免疫アレルギー・感染研究部の松本健治部長はこう話している。「家畜の糞便にある“ばい菌”に生後1歳までにある程度さらされることで、子どもがアレルギーになりにくくなるのは明らかだといわれています」

 松本部長はアレルギー改善に効果が見られる理由として「犬と一緒に散歩に出かけて日光浴や運動ができるなど、ばい菌との接触だけでなく、さまざまな環境要因が絡んでいると考えられています」と話す。

 ただ、国内のペットからの感染症にあまり神経質になることはなく、適切な治療を受ければほとんどが治るそうだ。


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