岡谷動物病院

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NHKプロフェッショナル仕事の流儀 犬のしつけに関する当院のコメント。
情報掲載日 2018/03/12
先日放映された、NHKの番組では「トリマー」「獣医師」「見放された犬に挑戦する訓練士」の3人が取り上げられています。
獣医師は尊敬する「小林哲也先生」の仕事に対する姿勢を見れて感銘を受けました。

問題は、訓練士です。ネットでは批判が大きく炎上し、獣医問題行動研究会も緊急声明を出しています。今後も動物病院協会(JAHA)や日本獣医師会からも正式コメントが公にされてくると思います。
当院では、20年前からしつけインストラクターの専門家や家庭犬インストラクターの協力指導の下、様々な勉強会や国際セミナーに積極的に参加し、資格を取り、世界標準の根拠に基づく科学的な問題行動情報を取り入れながら「しつけクラス」「パピースクール」「動物介在活動を」「問題行動コンサルテイング」を行ってきました。
未だに行われている「チェーンカラー」によるしつけや「大声を出したり、脅迫したり、暴力等で脅かしたりするしつけ教室」には動物行動療法からも犬の行動生理学からも意味がないだけではなく、
動物に恐怖と混乱と不安を与え、服従させることによるしつけには短期間かつその訓練士だけの前での効果しかないことを学びました。
しつけは「犬の幼稚園」である1〜3歳までの「心のワクチン」である「パピースクール」での「社会化」が最重要であり、これを適切に行わない場合、犬の小学校である「しつけ」を教えることができなくなることを訴えてきました。
NHKが放送した犬たちは、「パピースクール」での「社会化」が行われず、「ほめるだけの訓練士」と「暴力で屈服するだけの訓練士」の両極端の間違った「幼稚園」「小学校」にいれられ、間違ったしつけをさせられた結果であると考えられます。

当院では、犬の行動学・社会学・生理学・運動学・心理学の科学的根拠にもとづいて「ほめるだけのしつけ」も「暴力で屈服させるだけのしつけ」も行っていません。
NHKの訓練士は幸い、極端な暴力や強迫による肉体的精神的苦痛を与えるしつけは行ってはいませんが、本質は力と恐怖とあきらめによる圧倒的力の差を見せつける野生の法則にのっとったしつけであると感じられました。
野生世界であれば許容されるでしょう。しかし人間の作った文明社会では、根拠にのっとって犬の本能をコントロールして社会化を行い、人間社会の中でどう折り合いをつけて生きていくのが飼い主と動物両方にとって楽しく幸福な関係であるかが目標になってきます。それを目標に、当院では「パピースクール」「しつけクラス」をおこなっています。時代遅れの間違った「チェーンカラード使用」も最初から否定しており、動物を脅かし苦痛を与える大声や強い力、暴力、大きな音もすべて否定しています。
では、番組で言っていたただひたすらほめるしつけがいいのでしょうか?
当院はその方法も全くとっていません。「パピースクール」での社会化をしっかり行ったうえで、「しつけクラス」にすすみ、上記の科学的根拠に基づいた「しつけクラス」を実践しています。
そこでのキーワードは、楽しく、科学的な、根拠に基づいた感情的にならない冷静な犬さんとの交流です。
社会化がされているということは、イヌと他の動物・イヌと人間・イヌと人間社会のルール・人間以外の様々なもととの自分自身との距離のとり方を学んでいるということです。例えばどれくらい強く噛めばどのくらい痛いのかを学んでいるということです。

このような世界標準の犬さんの行動学や心理学や生理学に基づいた一連のしつけコースを動物病院と一体になって実践しているのは大変残念ですが、長野県では「岡谷動物病院」1病院だけです。
当院のような理論と実践に基づいたパピースクールやしつけクラスを「資格を持った優秀なインストラクターや家庭犬インストラクター」と一緒にコラボしあいながらともに勉強し、実践していく病院が長野県ではもっと増える必要があり、長野県の動物病院にはその義務があります。
犬さんの死亡率NO1は「安楽死」2番目は2頭に1頭の「がん」、3番目は「心臓病」そして「腎臓病」です。
動物病院は一流の優れたインストラクターと協力しながら、死亡原因のNO1の殺処分に向き合っていかなくてはならないはずです。
そのための「パピースクール」「しつけクラス」です。
そのつぎに「高度医療」「2次専門病院との連携」が存在するのです。

もっともっと飼い主が賢くなって動物や医療に詳しくなって動物病院を育ててください。死亡原因のNO1である殺処分に向き合い、死亡原因の3大原因にも向き合える動物病院はこのままでは1件も増えないでしょう。

長野県の動物病院を飼い主の望む、生命と正面から向き合い、本当に飼い主と動物に寄り添える存在に変えられるのは、一人一人の飼い主さんの意識改革のみにかかっているのです。


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