犬の僧帽弁閉鎖不全症の手術を行い、完治した犬さんが5頭になりました!

小型犬で最も多い心臓病である「僧帽弁閉鎖不全症」は、ほぼ全ての小型犬に発生する遺伝性の心臓病です。

僧帽弁という左側の弁が「粘液腫様変性」を起こして閉じれなくなり、血液が逆流してしまう重大な病気です。

特に、キャバリアさんに多く発生し、1歳から進行を始め5歳で症状を示して来るくらい進行が速いのが特長です。

アメリカ獣医内科学会(ACVIM)が臨床進行度(ステージ)を発表しました。

A  B1 B2  C Dの5段界に分類しています。そして各ステージで治療法のガイドラインが作成されました。

今までは、内科療法と食事療法と運動制限で進行を遅らせることしかできませんでしたが、小動物用の人工心肺装置の進歩と知識医療技術の進歩で、ヒトの医学と同じように心臓を止めて痛んだ僧帽弁を修復することが可能になりました。

日本では、日本大学に在籍してこの手術を洗練してこられた「上地先生」がJASMIN(ジャスミン)という心臓病高度医療センターを設立し、スタッフを教育して世界最高の心臓病専門施設を開設しました。

手術数は世界一を誇り、成功率も人間と同じ95−98%を達成しています。

海外からも招聘され世界中の心臓病外科専門医に手術を指導してもいます。

したがって、今では犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療法の第一選択は「外科手術」です。

しかも根治療法であり、治ってしまいます。5種類以上の薬を毎日お何回も飲み、心臓病用の専門フードだけ食べ、厳しい運動制限をしなければならなかった犬さんたちが、そのすべてから解放され元気に昔のように走り回ることが可能になるのです。

犬さんだけではありません。飼い主さんは、高額な生涯飲まなければならないたくさんの薬代と投薬するストレスから解放され、好きな食べ物を食べ運動制限もなくなるのです。一緒に走って散歩に行けるようになるのです。

手術適応は、ステージB2からDです。高性能の新エコー検査装置を持ち、身体検査、胸レントゲン検査、血圧検査、心電図検査、心臓バイオマーカー測定、国際的なガイドラインのEPICスタデイに基づく心臓エコー検査、血液検査をきちんと行える、心臓病検査と治療がきちんと可能なかかりつけ動物病院でステージングを行ってもらい、適切なガイドラインに基づく国際的標準治療を行います。年1−2回の検査で進行度を評価しながら適応基準のステージに進行したら、かかりつけの獣医師から2時診療施設であるJASMINを紹介してもらい、すべての手続きを行ってもらい、カルテと紹介状、レントゲン写真、心電図検査,心エコー検査結果をもって犬さんと一緒に行きます。

そこでさらに詳しい精密検査を行なって手術適応と認められたら,手術予定日を費用を確認し合いその日を待ちます。当院で手術を希望されて受診した5頭の犬さんは全員成功し今では薬も飲まずに元気に走り回っています。飼い主さんも満足し嬉しそうです。

このように2020年現在では、犬の僧帽弁閉鎖不全症は第一選択の治療は手術である事実を知っていただき、結果的に生涯の投薬やフードの金額は手術の費用よりも大きいという事実をよく理解していただきたいと思います。そして、積極的に手術を受け心臓病を完全に治して、より快適で幸せな犬さんと飼い主さんの生活を取り戻してほしいと心から願っています。

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