2022/12/02
飼い主さんの行動を先読みできる!?
犬は飼い主さんの行動や表情をよく見ているため、自分にとっていいことや嫌なことが起きる前触れを敏感に察知します。これは、過去の経験から、「飼い主さんがこうしたら次はこうなる」と学習しているから。そのため、たとえば「飼い主さんがバッグを持ったらお留守番、ハウスに入る」などと先読みしているのでしょう。
人の言葉を200以上覚えている!
ドイツのマックス・ブランク研究所の実験により、犬は200語以上の人の言葉(単語)を覚えていると発表されました。これは高知能といわれているチンパンジーに匹敵するレベルで、人では3才くらいの知能レベル。この能力のおかげで、「ゴハン」や「散歩」などの話が通じるのでしょう。
視線や指差しでコミュニケーションができる!
犬は人の視線も観察しています。人が何かを指さすときには視線もそちらに向きますが、そのことから犬は「指差しの先にはなにかがある」と感じるのです。また、犬はおねだりなどをするときに人をじっとみつめるなど目配せすることも。そのことから、犬は視線でコミュニケーションを図ることができる動物と考えられています。
犬はなぜしつけができるの?
犬は基本的に周囲とうまくやっていきたいと考える動物で、「もっといいことをしたい」、「もっとほめられたい」という気持ちが強くあります。その気持ちから、信頼できる飼い主さんと一緒に取り組むことができ、さらに笑顔でほめてもらえるしつけの練習は犬にとって好きな行為のため、いろいろと教えることができるのです。
ボディランゲージで相手も落ち着かせようとしている
犬はストレスを感じると、体を足でかく、床や自分の体をなめる、体を振る、あくびをするなどの行動をとり、気を紛らわせることがあります。諸説ありますが、それらの行動を相手にみせることで、相手に「敵意がないから落ち着いて」と意思を伝えてコミュニケーションを図っているのです。